2018年5月20日日曜日

IS-インフィニット・ストラトス- 12巻感想(ネタバレ・考察)

皆様、お疲れ様でございます。エンフィーです。

本日は2018年4月25日に発売されました
IS -インフィニット・ストラトス- 12巻
についての感想をお話しさせていただきます。

1. あらすじ
2. 感想
    <キャラ>
    <紅椿事件>
    <ラスボス>
    <エピローグ>
3. 考察
    <赤月と箒>
    <ISの存在>
    <織斑計画>
4. おしまい

1. あらすじ

「ふふ。おぬしをわらわの召使いにしてやろうぞ」
IS学園へ留学にきたルクーゼンブルグ公国第七王女アイリスから世話係を命じられた一夏。それが面白くない鈴は、一夏を気に入って国へ連れ帰ろうとするアイリスにISで勝負を挑む。箒と組んで決戦に挑む鈴だったが、驚異の性能を有するアイリスの第四世代機に苦戦を強いられて・・・・。
その陰で密かに進んでいた箒のある変化が引き金となり、未知の量産機による箒の誘拐事件が発生する。後に「紅椿事件」と呼ばれる闘いに一夏たち専用機持ちは身を投じる。
紅椿繚乱の第12巻!

2. 感想(ここからネタバレあり)

<キャラ>

また新キャラですね!しかも2人。
ロリ王女様のアイリスとその護衛のジブリルさん。
確かに今までいなかったタイプですよね。
特にロリ王女は他だと基本的にいますが、今までISにはいませんでしたから新鮮ですねー
そして、例によって例の如く、王女様は一夏君が好きになってしまいます。
登場→好きまでがやはり早い!イベント等をもっと長く描写していただけるとすごく嬉しんですけど日常パートをしているだけでは物語は進みませんからね、、、

そして、もう一人のジブリルさん。
実は山田先生と同期みたいなんですよね。
学生時代から、あの?山田先生に振り回されっぱなしだったみたいで、、、
山田先生は学生時代は随分やんちゃしていたみたいで、学生時代の表現が増えていたのは、キャラの掘り下げがなされていてよかったですね。
また、掘り下げとしては今回鈴と箒の幼馴染コンビが掘り下げられておりました。
シャルは相変わらず、優遇されており私は嬉しいぞ!

<紅椿事件>

そして今回の事件は「紅椿事件」といわれるものでしたね。
箒が謎のISにさらわれて、それをIS学園の専用機持ちが救出に行くというお話でございました。
いつものように専用機持ちが行くのですが、
「一夏君単独で突っ込みすぎじゃない?」
気持ちが前に前に出てしまって他のヒロインを置いてけぼりで進んでしまいます。
ISの運動性能が落ちている中で白式が一人突っ込んで結果としてシャルに平手打ちされてました(苦笑)

ここに関しては、
・それほどに箒を大事に思っている
・強力な力を手にした男の子
がよく伝わってくると思います。
特に2点目に関しては、最初剣1本でどちらかといえば守られる存在だった一夏君が経験を経て、誰かを守れる力を手に入れているという背景があると思います。
現に、ここ最近は彼自身が多くのヒロインズを救って守っていますからね。
12巻では、一夏と他のヒロインの距離を感じました。なんかすれ違っているというか、、、
ここら辺はまた、別の機会に書いてみようかと思います!

<ラスボス>

今回のラスボスは「赤月」!!
なんとこのISの搭乗者は幼いころの箒?
物語の流れとしては、攫われた箒と紅椿が覚醒したものとなっております。
こいつがまた、色々抱えているとんでもないISでしたね。(詳しくは考察にて!)
また、今回はっきりとしてのは
「ISには意識がある」
ということですねー。
赤月が言うには「すべてのISは操縦者の夢を具現化するために働くの」らしい。
赤月さんも箒の「強くなりたい」という願望で生まれたらしき表現はありました。
箒を返せという一夏と赤月の闘いは激闘の末、両機体が爆ぜて終了します。
最後は自我を取り戻した箒と一夏がお互いの存在を確かめ合って事件は幕を閉じます。
(さすがヒロイン)

<エピローグ>

エピローグは怪我した一夏を看病するパートと「今明かされる衝撃の真実!」パートに分かれます。とりあえず、一夏君は人間じゃなくなってと告白していましたね。
以下が衝撃の真実でございます。
・織斑兄弟はデザインベイビーでした(両親は存在しない)
どうやら、完璧な人類を創り出す「織斑計画」によって生み出されたのが、千冬、一夏、マドカらしいのです。
そして、この計画は天才である篠ノ之束が誕生したことによって中止になった。

最後はマドカが一夏を刺して、12巻は終わりになりました。
非常に続きが気になる展開でしたねー。


3. 考察

ここからは自分の考えをひたすらに書いていきます。

<赤月と箒>

今回のラスボスであった「赤月」その能力はとんでもありません。
なんと「ISの王として、すべてのISを弱体化させる能力」
紅椿事件で各ISが運動性能が落ちたのはこいつの能力が原因でしたね。
そして、こいつはなんと相手を弱体化させる能力を使って千冬が乗る暮桜を倒しているんですよね。
千冬は第二回モンド・グロッソ(世界大会)終了後に突如ISを乗らなくなります。おそらく、モンデ・グロッソの後に赤月vs暮桜があり、そこで敗北した千冬は乗らなくなったのだと考えられます。
その際の操縦者は篠ノ之箒だと明言されています。そして、箒はその記憶を束によって封印されていたことが発覚します。

12巻を終えて思ったんですよ。
「もしかして、箒は束によって創られた存在なのではないか」
・赤月vs暮桜時点では、かなり幼いはずなのにISを操縦している。
・束による記憶の操作が平然と行われている。
私の考えとしては、束は千冬を倒すために「箒と赤月」を創り出し、結果打倒した。そして、その結果を受けて織斑計画は中断された。って感じですかね。

また、過去に赤月と箒が関係があったことで、いくつかの謎に説明がつきますね。
・ISを展開せずにラウラの停止結界を突破している(赤月が12巻でやっております)
・異常なまでのIS適正上昇(更識さんが過去に指摘している。)

そして、この赤月と箒の願いは
「織斑一夏を手に入れる」であると推測されます。
戦闘中に一夏がシャルとラウラが仲良くしていると面白くないと感じており、「あの人のものになりなさい」等の発言が見受けられます。
また、最後に箒と一夏が会話するシーンでは、笑顔を浮かべて消滅しています。
この願いが箒自身が願ったことなのか、束が願っていたことを組み込んだものなのかは,
まだ不明ですので、今後が楽しみですね。


<ISの存在>

はっきりと意識を感じられたのは今回の赤月のみなので、全てのISに適用されるわけではありませんが、、、
「すべてのISは操縦者の夢を具現化するために働く」
ということははっきりしています。
赤月は一夏に向かって「あなたを手に入れる代行者」という表現をしており、操縦者の願いを具現化する力を手にしていくのかと。。。
ここら辺がもしかしたら、ISのセカンド・シフト(覚醒)と関係しているのかもしれないですね。(そこまで考えられているのかはわかりませんが)

また、ISとの会話の際には少女が登場していますが、これは全てのISに共通しているのか、箒と一夏のみ同一なのかは不明です。紅椿(赤月)と白式はISの王という表現が設定資料にて使われているので、もしかしたらISの意識はこの2つは共有しているかもしれません!!

<織斑計画>

詳しい描写は少ないですが、織斑家族を生み出した計画でございます。
「プロジェクト・モザイカ」というワードもありました。
千冬が1000番目にして初の成功例だったようで、だから名前が「千」冬なのかと。
となるとなぜ一夏は1なのかといいますと、
「男性として創り上げられた1番目」だからだと考えられます。それは以下の束の言葉でわかります。

「究極の人類をより広く、より多く、より長く繁栄させるために、禁忌のXY染色体因子をもつ、きみが生まれた」

XY染色体因子(所謂男性)を禁忌としていたことがかなり気になりますね。一夏は千冬との交配を目的にタブーを侵して創り上げられたことが示唆されています。
どういうわけだか、織斑計画は当初女性のみを創り上げようとしていたようです。(ここら辺がISが基本的に女性しか操作できない事実と関係があるかもしれません。)
また、千冬は、「いもうと」がいるとも知らずに一夏を守るために全てを捨てた。とあります。この「いもうと」こそが織斑マドカでしょう。(おそらく10000番目に生み出された)

4. おしまい

ISとはなんなのか、織斑計画は誰が何のために実行していたのか、どうかその謎が最後に判明することを切に願っております。
伏線がまるでなかった訳ではないので、ちゃんと説明してくれると信じております。

最後まで読んでくださりありがとうございました!
皆様の感想・意見をお待ちしております。ノシ





1 件のコメント:

  1. インフィニット・ストラトスの版権をバンダイに譲渡させればスパロボに参戦したりアーマーガールズプロジェクトに更識楯無や更識簪やマドカやアーキタイプ・ブレイカー組(特にベルベット・ヘル!)がラインナップされただろうに…

    返信削除